2002-06-04 第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
○参考人(中島晃君) 今御質問がありましたが、実はヤコブ病の問題では、先ほども言いましたように、一九八七年にアメリカではCDCが第一症例の報告をしております。つまり、ライオデュラを使用してヤコブ病の感染が起こったわけであります。ところが、日本の企業でありますビー・エス・エスは、当時はその情報をもちろんメーカーから入手していたわけでありますけれども、厚生省に報告しませんでした。なぜかというと、社長が経済学部
○参考人(中島晃君) 今御質問がありましたが、実はヤコブ病の問題では、先ほども言いましたように、一九八七年にアメリカではCDCが第一症例の報告をしております。つまり、ライオデュラを使用してヤコブ病の感染が起こったわけであります。ところが、日本の企業でありますビー・エス・エスは、当時はその情報をもちろんメーカーから入手していたわけでありますけれども、厚生省に報告しませんでした。なぜかというと、社長が経済学部
○参考人(中島晃君) 今、小池先生の方からありましたように、薬害ヤコブ病の場合は一九八七年にFDAが安全警告を出しております。日本の厚生省も当時その情報を入手をしていたわけでありますけれども、残念ながら厚生省が何の対策も取らなかった。実際に動き出したのはその十年後であります。 先日の国会での論議を拝見いたしますと、当時、C型肝炎についてはウイルスが発見されていなかったということが対策を取ることが遅
○参考人(中島晃君) 私は、薬害ヤコブ病大津訴訟の弁護団の団長を務めております弁護士の中島であります。 今年の三月の二十五日に薬害ヤコブ病の裁判は、国、企業と原告弁護団が確認書に調印をいたしまして、和解による全面解決を実現することができました。これはひとえに今日お集まりの厚生労働委員会の委員の先生を始め多くの国会議員の方々の大きなお力添えのたまものだというふうに考えております。この機会に改めてお礼